本人が主役となる社会の実現を目指して
株式会社ONEが掲げる「本人の想いを大切に、そして本人が主(一人の人間)となる社会の構築をめざす」という理念は、代表取締役の佐藤竜太郎氏の実体験から生まれました。10年前に障がい福祉業界に入った際、札幌で障がい福祉サービスを利用する方々が心から過ごしたい場所を自由に選べる状況ではなく、本来のニーズとは異なる選択を強いられている現実がありました。こうした状況を事業を通じて少しでも改善し、誰もが自分で選択した場所で自分らしく生活できる社会をつくりたいという強い想いが、2022年の会社設立の原動力となっています。
さらに、福祉業界で働く人たちにもこの仕事を通じてワークライフの充実を図ってほしいという願いを持ち、働く人も自分らしくいられる環境を整えることに力を入れています。2023年2月17日に正式設立された同社は、障がいの有無に関わらず全ての人が自分らしく生きられる社会の構築に向けて、スタッフ一同が日々邁進しています。札幌市南区南沢に本社を置き、地域に根ざした福祉サービスの提供を続けています。
日常生活を豊かにする多様な支援内容
生活介護事業所eachでは、生活介護サービス事業と居宅介護サービス事業という2つの柱で、障がいのある方々の生活を総合的に支えています。生活介護サービスでは、日中に事業所へ集まった仲間たちと生産活動や外出活動に取り組み、作業やレクリエーション、お買い物やお散歩などを通じて充実した時間を提供しています。一人では食事やトイレが困難な方への介助、送迎車両の運転・添乗など、安全で快適な一日を過ごすために必要な全てのサポートを行っています。
居宅介護サービスでは、利用者さんのご自宅を訪問し、食事・入浴・排せつ・家事といった生活の基本となる支援を提供するとともに、ショッピングや旅行などの外出を一緒に楽しむ機会も設けています。悩みの相談に乗るなど、利用者さんと喜びや楽しみを共に感じあえる関係性を大切にしており、単なる介護サービスを超えた人と人とのつながりを重視しています。小規模事業所だからこそ、一人ひとりの状況や希望に応じた柔軟な対応が可能となっています。
個性を認め合い集える場所づくり
「each=それぞれ」という名前に込められているのは、いろんな境遇やストーリーを持つ人たちが、それぞれの個性を大切にしながら集まり過ごせる場所にしたいという想いです。生活介護事業所eachは札幌市南区川沿に位置し、障がいのある方々が安心して自分らしく過ごせる環境を提供しています。利用者さんとスタッフという立場を越えて、お互いが自分の強みや得意なことを見付けあおうとする姿勢を何より大切にしており、共に成長していける関係性を築いています。
「自分らしくいるって何だろう」という問いは、障がいの有無に関わらず誰もが抱える普遍的なテーマです。しかし、ここでは一人で悩むのではなく、仲間たちと一緒にその答えを探していくことができます。小規模事業所ならではの温かい雰囲気の中で、ゆっくりじっくりと一人ひとりに寄り添いながら、それぞれのペースで前に進んでいける環境が整っています。
スタッフも輝ける職場環境
生活介護事業所eachは、スタッフ一人ひとりが主体的にアイデアを出し、実現していける職場です。小さな事業所という特性を活かし、古参・新人といった区別なく、全てのスタッフが対等な立場で仲間との活動を創り上げていくことができます。「やってみたい」という想いをカタチにできる自由度があり、さまざまな業務に挑戦できる環境が、スタッフの成長とやりがいにつながっています。未経験からスタートする方も安心できるよう、先輩スタッフが丁寧に業務を教える体制が整っています。
現場で働くスタッフは「利用者さんの素敵な笑顔を見ていると、自分も毎日元気をもらいながら楽しく働くことができている」と語っています。毎日が変化に富んでおり、新鮮な出来事や楽しさ、時には難しさも含めて、自分自身を成長させてくれる職場環境があります。利用者さんとスタッフが共に小さな一歩の喜びを分かちあえる、そんな温かいコミュニティが形成されており、働く人も自分らしくいられる場所となっています。


